こんにちは。岡山市南区福浜町にある【髙知歯科医院(高知歯科医院)】の院長、髙知信介です。
「朝起きたらあごが疲れている」「肩こりや頭痛がなかなか良くならない」「歯がすり減ってきた」そんなお悩みはありませんか?
その原因、実は“食いしばり”や“歯ぎしり”かもしれません。 そして、歯科で注目されている新しい治療法のひとつが「ボツリヌス療法(ボトックス注射)」です。
美容だけでなく、歯科医療でも活用されているこの治療。この記事では、ボトックス注射の効果や治療の流れ、よくある質問までをわかりやすくご紹介します。
歯ぎしりや食いしばりは、無意識に行われる癖の一種で、特に睡眠中に多く起こります。
そのまま放置すると、あごの痛みや歯の摩耗、頭痛や肩こりなど、日常生活に支障をきたす症状が現れることがあります。
この記事では、そうした食いしばりに対して歯科で行える新しい選択肢として、「ボトックス注射」について詳しく解説します。
食いしばりや歯ぎしりは、無意識に行われる癖の一種で、特に睡眠中に多く起こります。
ナイトガード(マウスピース)
歯や関節へのダメージを軽減しますが、筋肉の緊張そのものには効果が限定的です。
生活習慣の改善
ストレッチやリラックス法、睡眠の見直しなど。
ボトックスの仕組み
筋肉の収縮を抑制する作用があり、咬筋(こうきん)に注射することで過剰な力を軽減します。
期待できる効果
歯科でボトックス治療ができる理由
歯科医師は咬筋や顔面周囲の解剖学に詳しく、安全にボトックス注射を行うことができます。
Q. 痛みはありますか?
A. 極細の針を使うため、痛みはほとんどありません。ご希望に応じて表面麻酔も可能です。
Q. 顔がこわばったりしませんか?
A. 表情筋ではなく咬筋に注射するため、表情に影響することは基本的にありません。
Q. どのくらい効果が続きますか?
A. 3〜6ヶ月程度が目安です。継続治療で持続期間が延びるケースもあります。
Q. 費用はどのくらいですか?
A. 咬筋の筋電図による検査は保険適応となります。 施術は自費診療で、**1回19,800円(税込、2025年5月現在)**です。
歯ぎしりや食いしばりは、放置すると歯やあご、体全体に大きな影響を及ぼします。 ボトックス注射は、筋肉の過剰な緊張を和らげる新しい選択肢として、多くの方に注目されています。
マウスピースで改善しなかった方や、日中の癖に悩んでいる方にもおすすめの治療法です。
高知歯科医院では、咬筋の筋電図による客観的な診断と、安全で効果的なボトックス治療を提供しています。
「まずは話だけ聞いてみたい」という方も、お気軽にお問い合わせください。
執筆:髙知歯科医院 院長 髙知信介(日本歯周病学会認定医)
(※この記事は2025年5月時点の情報です)